ゲーム条例のパブリックコメント捏造疑惑!賛成意見は香川県議会内部から?
香川県で3月18日に成立した「ネット・ゲーム依存症対策条例」
条例の内容は、18歳未満はゲームのプレイ時間を平日は60分(休日は90分)まで、スマホの利用は22時まで(※義務教育修了前の子供は21時まで)に終了することを保護者に求めるという内容です。
ネット・ゲーム依存症対策条例成立の際大きな話題になったのは
e-sportsなどが盛り上がっているご時世の中、この条例の内容も話題となりましたが、この条例の成立について当初から大きな注目を集めたのがパブリックコメントです。(※パブリックコメントとは、国の行政機関が政令や省令などの案をあらかじめ公表し、広く国民の皆様から意見や情報を募集する手続きです。)
なぜなら、今回の条例に関するパブリックコメントが異常に多い点です。通常香川県のパブリックコメントにはほとんど意見が寄せられることがないそうですが、この条例に意見を寄せた県民が2613人と急に4桁に上る結果となりました。
当然話題となった条例なので、これだけの数が増えたと捉えれらなくもないですが、その票の偏り方があまりにも不自然な結果となったのです。
意見を寄せた県民:2613人
賛成:2268人
反対:333人
意見を寄せた県内外の団体:73
賛成:1団体
反対:68団体
ご覧の通り、圧倒的な賛成意見です。
一般では84%以上が賛成という異様な結果になったのです。
更にはパブリックコメントの内容はほとんど公開されず、更に火に油を注ぐ状態で大きな話題となりました。
そして、このパブリックコメントの結果を受け、まともに審議すらされず条例はすぐに可決される結果となりました。
パブリックコメントの情報開示請求。その結果。。
これだけ大きな話題になった事案を報道各社が見逃すはずもなく、香川県に対してすぐにパブリックコメントの情報開示請求がかけられていました。
4月13日、KBS瀬戸内海放送が開示された情報を報道した内容はなんと
多数を占めた賛成意見「全く同じ文章」
しかも同じ内容の文章が11時21分、21分、22分、22分、23分などと分刻みで送信されていたとのことです。
そして、一時ツイッターでもトレンドになりましたが、公開されたメールの文書に「192.168.7.21」と同一のIPアドレスが表示されています。
この「192.168」というのはプライベートアドレスを表すもので、このメールを受信した側と同一のネットワークにいるということを示します。
つまり、香川県議会や香川県庁内部から大量に書き込まれた可能性が浮上したのです。
しかし、プライベートアドレスとして認定される条件としていくつか考えられ、有効な説として、「香川県議会ホームページのご意見・お問い合わせフォーム」から送られたのではないかということです。
実際に香川県議会からこのホームページのご意見・お問い合わせフォームからの場合は、プライベートアドレスが表示されるという回答を得たという情報もあります。
お問い合わせフォームはパブリックコメントの募集要項を満たすか
仮に「ご意見・お問い合わせフォーム」から意見が送られていたとして、これがパブリックコメントの募集要項を満たすのかという問題があります。
香川県のパブリックコメントの要綱を見ると、「電子メール、郵便、FAXなどでご意見を募集します。」とあります。
ただ、この「ご意見・お問い合わせフォーム」はこれにあたるのか?という点が疑問が残ります。
ただ、こちらについては香川県議会の見解によって有効とみなすことができるようなので、なんとでも言い逃れができると思います。
事件の真相は?賛成意見の大量送信は誰が何のため?
様々な疑惑が残るこの香川県議会のゲーム条例について、世の中の関心も高い為今後更なるメスが入ると思います。
一体だれがなんの為に賛成意見を大量に送り付けたのか。これによって事の顛末はどうなるのか、非常に興味深いです。
また、真相があればまとめ記事を上げたいと思います。
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