SUP(パドルボード)初心者向け道具選び!ボードの種類やあると便利なグッズまでご紹介
近年利用者が増加しているアウトドアスポーツのSUP(スタンドアップパドルボード)。
写真のような大きなボードに乗ってパドルで漕ぎながら水面を進むというアクティビティで、海、川、湖など様々なフィールドで楽しむことが出来るのが特徴です。
私自身、パドルボードを始めて二年程になりますが、最初に道具を選ぶときは、あれこれとずいぶんと迷ったものです。その時の経験と、しばらくパドルボードに乗って、改めて気づいた点などを今回ご紹介させて頂きます。
(私の愛用ボードです。)
安い買い物では無いので、出来る限り失敗のない道具選びに繋がればと思っています。
ちなみに、私は休みのたびに子供たちとタンデム(二人乗り)して海上散歩を楽しむという遊び方をしています。どちらかというとライトユーザー目線でのアドバイスとなることをご了承ください。
※レースなどしたいという方の参考にはなりません。ご了承ください。
最初に選びべきボードの種類は?インフレータブル?ハードボード?
まずはじめに、パドルボードでネットで検索すると、インフレータブルボード、ハードボードという言葉が出てくると思います。ボードは、大きく分けるとこの2種類だと思ってください。
インフレータブルボードは空気を入れて膨らませるタイプです。
ハードボードは板などで出来ている,いわゆるロングボードです。
ハードボードを細かくいうとレースモデル、オールラウンドなどと分類されますが初心者はあまり意識しなくて良いかと思います。
検索結果などで、一番わかりやすいパッと見でわかる違いは、インフレータブルは値段が安く、ハードボードは値段が高いと言えると思います。
それでは、これからパドルボードを始めようという方にどちらがオススメかを結論からいうと、インフレータブルボードを私はオススメします。
なぜインフレータブルボードがオススメかというと以下にまとめていきます。
- 値段が安い
- 折り畳めるので、持ち運び、保管が楽。
- 乗り心地も良く、安定感があって十分楽しめる。
1.価格が安い
よっぽどお金に余裕がある方は除き、とにかく安くて経済的というのが大きな理由になります。
一般的にインフレータブルボードは5万円から10万円程度でインターネットで買うことが出来ます。実店舗だと10万円前後になる場合が多いと思います。
ハードボードは十数万円から数十万円と非常に高価なものになります。
当たり前の話ですが、まだパドルボードをやったことも無い方がいきなり高価なものを買うのはリスクが大きいと思います。
パドルボートをやってみたけど、思っていたのと違ったり、生活環境の変化、一緒にやっていた友達が辞めてしまった、、などの理由で続かないことも多々あり得ます。
2.折り畳めるので、持ち運び、保管が楽。
私的にはこれが一番重要な問題だと思うのですが、SUPのボードはかなりデカいです。長さ3メートルとかになりますし、幅も厚みもかなりあります。
なので、ハードボードの場合、これをそのまま収納出来るスペースが家にないといけないのです。賃貸マンションなどでは(部屋の大きさによりますが)かなり厳しいと思われます。
一軒家で大きめのガレージをお持ちだったり、近くにボードを保管してくれるマリンショップがすでに確保出来ているなどの条件が必要になります。
その点、インフレータブルボードは、空気で膨らますボードなので、空気を抜けば折り畳みが出来ます。
インフレータブルボードはほとんどの場合が、専用のカバンがセットになっていてその中に収納出来るようになっています。折りたたんでもそこそこの大きさではありますが、賃貸住宅でも問題なく保管できると思います。
また、保管も大変ですが、いざ海に行こうと思った際にハードボードは車に積めないという危険性があります。ハイエースクラスでない限りルーフキャリアが必要になると思います。(ルーフキャリアで別途数万円が必要になります。)
私のボードは膨らました状態で11フィートで約3.3メートルですが、愛車のミニバンにはギリギリ積めませんでした。。無理矢理積んだとしても家族が座る場所がない上に、事故が怖いので断念しました。
その点でもインフレータブルボードは積荷としてもコンパクトで楽に運べます。
3.乗り心地も良く、安定感があって十分楽しめる。
最後に乗り心地ですが、こだわりがなければインフレータブルボードで海上散歩は十分楽しめます。浮力がある分安定性があり、初心者にも乗りやすいと思います。.
もちろんハードボードの方が進むスピードが出たり、操舵性を楽しめると思いますが、自分がどういうボードが欲しいのかも何度も何度も実際にSUPを楽しんでから改めて考えた方が良いと思います。
インフレータブルボードのデメリット
良いことばかりのようですが、インフレータブルボードもデメリットがあります。
- ボードが破れる恐れあり
- シュコシュコ空気入れ作業がツライ。。
1.ボードが破れる恐れあり
大きなデメリットとしては、ボードが破れる恐れがあるということです。空気で膨らませる構造上、バードボードのように頑丈ではないので大きな岩に突っ込んだりした場合、穴が空いてしまう恐れがあります。
小さな穴でしたら、付属でリペアキットがついている(はず)なので、そちらで対応できますが、大きな穴が開いてしまうと修復はかなり困難かと思います。
ただ、そもそもそんな岩礁地帯でSUPはしない方が良いですし、普通の海水浴場などでそんな大きな岩と接触するということはあまりないと思います。
空気で膨らますといっても浮き輪のような貧弱な表面ではなく、ほとんどのインフレータブルボードは摩耗を想定してかなり強く作られています。私も何十回と行っていますが、破れたことはないです。
2.シュコシュコ空気入れ作業がツライ。。
また、もう一つのデメリットとしては、しかたがないことですが、いざ海についてから空気入れを行うという作業が発生してしまいます。
この作業が夏は特に辛いものです。。
こればっかりは仕方がないので、SUPの楽しい時間を想像しながら耐えましょう。
お金に余裕があれば、インフレータブルボード用の電動の空気入れもあります。これなら楽ですね!
ボード選びのオススメの理由まとめ
以上のことから、すでに旅行先でのSUP体験を何度もやってのこだわりの購入を考えている場合や、よっぽどSUPに強い思い入れがある(大会に出場したい!)場合でなく、休日の趣味に、と考えている方にはインフレータブルボードをオススメしたいと思います。
ちなみに私も最初に五万円ほどのインフレータブルボードを買いましたが十分過ぎるくらい楽しめています。
SUPで出かける際にボード以外に必要な道具
次にボード以外に必要な道具をご紹介します。
- フローティングベスト
海や川、どこでSUPをするにしても、自然が相手です。泳力にめちゃくちゃ自信ある人以外は必ず救命ベストを付けることをオススメします。
海にはクラゲなどもいますし、水深が深いと下が見えない暗い海が広がっています。ボードもあるので大丈夫だろうと思うかもしれませんが、実際海に落ちた時に想定外の事態が発生して軽くパニックになる場合も考えられます。
また、例えばリーシュコードをつけ忘れて、落ちた勢いでボードが遠くに流されてしまうと更に恐怖心が高まります。
救命と書くように命を守るための装備なので、必ず着た状態でSUPを楽しむことをオススメします。お子様と乗る予定であれば必ず人数分必要です。
あると便利な道具
- ラッシュガード
- マリンシューズ
- サーフハット
- 防水スマホケース
- ポータブルシャワー
ラッシュガード、マリンシューズ
どういった遊び方をするかで異なりますが、ラッシュガードで出来る限り肌を隠す方がクラゲなどの生物やケガ、日焼けからも身を守れるので、大事だと思います。
とはいえ、実際には慣れた人は海パン一丁で楽しんでいる人もたくさんいますが、最低限皮膚のカバーという意味でオススメします。私も最低限ですが、足を守るためにスパッツは履いています。
また、同様の理由で足を守る為、マリンシューズは履いています。これは海でも川でも同様だと思います。普段履いているサンダルでは、砂が入ってきますし、滑る場所では危険です。
こちらのような、くるぶしまでカバーするタイプの方が、ジャリなどが入りにくいので良いと思います。
防水スマホケース
あるとかなり便利です。海や川だと、濡れる危険があり財布をもって歩くわけにはいかないので、小銭などだけでも持って歩きたいということが場面が多々あると思います。
また、せっかくグループでのSUPを行っているときの楽しい思い出を写真に収めたいという瞬間があると思います。
そんな時にこれがあれば、スマホや小銭、ちょっとした持ち物を水から守り携帯することができます。
ポータブルシャワー
足の砂利が流したい、ボードを少しキレイにしたい、体の海水を落としたい時などなど、本当に助かります。
シャワー完備のビーチであれば、不要ですが、例えば海水浴シーズン以外だとシャワーが使えなかったりという場合もありますが、これがあれば安心です。
いざSUPで初めての出航へ!!
さて、今回はSUPをこれから始めようと考えている初心者向けに道具選びのアドバイスをまとめていきました。
道具が準備できれば、いざ出航です!川や海、湖など様々なフィールドで楽しんでください!
SUPの楽しみ方は無限大です!是非自分に合った楽しみ方を見つけてみてください!
少しでも、参考になれば幸いです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
関連記事:夏の瀬戸内で遊ぶならSUP!SUPってなにって人向けに
コメント