福山市にも一般の人も利用できる卸売市場があることを皆さんご存じでしたでしょうか？
下関など大きな卸売市場では観光地化されたりしていますが、業者さん同士で卸売りする市場の一部を一般客にも公開している市場です。業者さんが取り扱う市場ですから、価格も安く鮮度も抜群に良いものが手に入るのが魅力です。
今回は、福山市民にもあまり有名でない（？）、でも実はけっこう楽しい鮮魚市場「福山わくわく市場」に行ってきたので感想をレポートします。
ちなみに千代田町のエフピコアリーナの横にあるJAさんがやっている「ふくふく市場」とは違います。名前が似てるのでいつも混乱してしまいますが別物ですのでご注意ください。(笑)
福山わくわく市場とは
引野町にある福山地方卸売市場の中にある福山わくわく市場。業者さん同士の卸売りに使われている市場の中にある一般客向けの市場です。場所はこのあたりです。メモリアルパークなどが近くにあります。
一見、ガチの業者向け市場に見えるので入るのをためらってしまいますが、安心してください。すんなり入れますよ。入っていくと真正面にこんな建物が見えてきます。ちょっとレトロな雰囲気の看板がいい感じですね。
駐車場も広々としているので好きなところに止められます。
中に入っていくと鮮魚店が数店舗、お菓子屋さん、お肉屋さん、ごはん処が並んでいます。店の数は正直多くないので、寂れている感は否めません(笑)
商品を見ていると店員さんがいろいろとフレンドリーに話しかけてくれます。調理方法やオススメの食べ方なんかも聞くと教えてくれます。
営業時間はちょっとはっきりわからないのですが、googlemapには9時00分～16時00分と書かれているんですが、facebookには午前８時～午後２時までとも書かれています。。。
私が行ったのは、12月後半の土曜日の９時過ぎ。この時間であれば問題なくお店が開いていると思います。
以前少し遅めに訪れた際は午後２時にはほとんどのお店が店じまいし始めていたと思いますので、午前中に行くのが無難だと思っています。
また、水曜日と日曜日が定休日となっています。店によって異なる（？）かもしれません。いろいろと謎に包まれた市場ではあります。。もっといろいろPRすればよいのにと思ってしまいます。ただそのあたりも卸売市場らしさがあって私は好きです。
そして、なぜか通りはいつも異様に寒いです。外気温より更に寒いと感じてしまいます。季節によっては厚着をしていくことをオススメします。
わくわく市場で購入した戦利品
さて、今回私がわくわく市場で購入した商品をご紹介していきます。まずは魚屋さん。
まずは魚屋で買ったのですが、見てくださいこのラインナップと価格！
タイの刺身 ４００円
切昆布 １００円
マナガツオ ７００円
生サケアラ ２００円
生のカツオの刺身 ５００円
価格面についてですが、この量からすると大体スーパーで買うより１パックあたり１００円～３００円ぐらいは安いんではないでしょうか。写真では分かりづらいですがけっこう多めに入っています。
そして、なんといっても魚種の豊富さ。マナガツオという瀬戸内海の高級魚と言われる魚もこの価格で購入できます。スーパーなどではなかなかお目にかかれないです。ほかにもヒラメの刺身や生タコなどいろんなものが売っていました。
また、カツオも生です。たたきではありません。カツオはすぐに鮮度が落ちてしまうので、生ではなかなか売っていないと思います。
こういった珍しい魚種が安く購入できるのはさすが卸売り市場という感じです。
2024年1月追加：以下のお肉屋さんは残念ながら現在閉店されているようです。
お次に行ったのはお肉屋さん。
瀬戸牧場直営のお肉屋さんなので、豚がメインとなっています。新鮮なお肉や加工品が売られています。私のオススメは焼き鳥のような串に刺した状態の豚肉があるのですが、こちらがなんと一本５０円で買えます。いろんな部位が売られており、安いうえにお肉がとても美味しいのでBBQなどする際に何度も利用させていただいています。
残念ながらオススメの豚串は売り切れだったので、こちらの加工品を購入しました。左はトントロハムで右はビアシンケンというピスタチオ入りの本格ソーセージです。トントロハムはリピート商品です。
値段は結構高く感じますが、それだけの値打ちのある美味しいお肉だと思います。食べるのが楽しみです。
買い物の後はごはん処「藤井堂」で朝ご飯
こちらの市場には食堂もあります。卸売り市場で働く方向けに早朝から営業されているようです。もちろん一般の方も利用ができます。
名物は分厚いアジフライ！鮮度の良い良型のアジを使用していますので美味しいですよ！その他も鮮度の良い魚介を使用した海鮮丼なども多数用意されています。
ただ、この日はとんでもなく寒かったので、私は黄金ラーメンというラーメンを頼みました。一杯６８０円。
澄んだスープ。濃すぎないけどしっかりうまみの感じられるスープです。肉はかしわでしょうか。ちょっとわからなかったですが、弾力のある鶏肉がはいっていました。ネギもたっぷりで◎
麺はこんな感じです。
全体的に美味しく大満足だったのですが、残念なことにメンマが美味しくなかった。。薬品臭いというか匂いがして良くなかった。。たまたまかもしれませんが、その点だけちょっと残念。
鮮度の良さを実感！買った魚を美味しく頂きました！
家に帰ってすぐに刺身を食べたかったので、おひるごはんの準備。薬味とお酒を準備します。昼から飲むなんて最高の贅沢ですよね！私の最近の休日の楽しみ方になっています。
鯛の刺身。ちなみに刺身を買うとツマをサービスでいただけました。
お味の感想ですが、身の弾力があってモチモチ。甘みも感じます。まさに新鮮な鯛のお味という感じ。お店で食べる鯛の刺身です。素晴らしい！！酒が進みます。
こちらはカツオの刺身。事前に水にさらしたタマネギと青ネギ、ショウガ、にんにくをのせてポン酢で頂きます。
身も柔らかくて美味しい！！！薬味モリモリなのでお酒と最高に合います。
最高の昼飲みになりました。早起きして買い物に出かけた甲斐があるってもんです。おなかもいっぱいになったので一度寝ます(笑)
そして、夜になっても宴は続きます(笑)
こちらはマナガツオの塩焼き！シンプルイズベストな店員さんオススメの食べ方です。
食べた感想ですが、魚の味が濃いです。ほっけの干物のような旨味を感じます。塩は最小限でいいかなというくらい魚の味がしっかりしていて本当に美味しくてこれまた酒が進みました(笑)
それから切り昆布は中華風炒めにしました。
作り方は、まず昆布を洗って水を切っておきます。あと好みの長さにカットしておきます。
フライパンにごま油、すりおろしにんにく（チューブ可）、お好みで唐辛子を入れて熱します。
にんにくの香りが立ってきたら昆布を入れます。そのあとに味覇（ウェイパー）を入れて絡ませながら水気がなくなるまで中火から強火でさっと炒めます。（シャンタンなどのその他の中華だしの素などでも大丈夫だと思います。）
いりごまをまぶして完成です。お好みで唐辛子をかけたり、ラー油をかけても美味しいです。今回は昼に余ったタマネギや白ネギもあわせて食べました。
これまたお酒のつまみに最高です。ヘルシーですし、なんといっても安い(笑)たっぷり入って１００円だったのでお得ですね。
さてさて、そんなこんなで酒が進みすぎてもう食べられません(笑)
残りの鮭の切り身は後日塩焼きにしていただこうと思います。
あとお肉屋さんで買った商品もまた食べたらアップするかもしれません。忘れてたらすみません。。
福山市でも楽しめる鮮度抜群の卸売市場を楽しみましょう
いかがでしたでしょうか？後半は私の酒飲みメニューの話ばかりになってしまいましたが、わくわく市場の魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。
わくわく市場に行けば、わざわざ高い交通費を払って他所の県の観光地の市場に行く必要がないんです。福山の割と街中にある卸売り市場なので利用もしやすいのがありがたいです。
お店が少ないのが少し残念ですが、お客さんが増えるとまた盛り上がってくるかもしれません。
料理があまり得意でない人も藤井堂にいって海鮮丼食べに行くだけでも良いと思います。料理好きな人は是非一度行ってみてください。店員さんもフレンドリーにいろいろ話かけてくれますしとっても楽しいですよ。
私のお気に入りのわくわく市場の紹介レポートでした。最後までお読みいただきありがとうございました！
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