高井崇志議員のセクキャバ問題から見る比例制度の問題
イヌになりたい。。歌舞伎町のセクキャバで夜のクラスター
歌舞伎町のセクキャバでお楽しみの内容が週刊文春にスッパぬかれた岡山1区選出の国会議員高井たかし氏。
まあおじさんなので、「恥ずかしいお話」で済みそうなものですが、このセクキャバに行ったのが4月9日に緊急事態宣言が発令された2日後のことだったのです。
国民には自粛しろ、できるだけ接触を減らせと政府が求めておきながら、なんと超濃厚接触のセクキャバに。
まさに開いた口が塞がらないといった内容の記事だったのですが、更にタチが悪いことに高井議員は国会の質疑で安倍総理がコロナ禍において会食をしたことを追求。
しかもこの会食は緊急事態宣言が出るはるか以前の2月の出来事。
国会で追及しながらも今夜はどのセクキャバに行こうか考えていたのでしょうか。。
当然ながらこの事件は国民の大きな反感を買い、所属している立憲民主党も早めに「除籍処分」という一番重い処罰を下しました。
しかし、今日現在高井たかし議員は議員を続けられております。
比例で復活当選したはずが、既に立憲民主党員ではない謎
そもそもこの高井たかし議員はどのように国民に選ばれ、国民の代表となったのかというと2017年10月に岡山1区で立候補するも、対抗馬の自民党の逢沢氏に敗れました。
しかし、所属する立憲民主党の比例選挙の票で復活当選しました。
つまり、岡山1区の市民に選挙で直接選ばれた立候補者ではありません。
立憲民主党を支持する人たちの票によって立憲民主党の政治家として選ばれたにすぎません。
では立憲民主党を除籍された今、なぜ彼は国会議員を続けれているのでしょうか。
決まりもなく、本人の意思だけで進退を問うという仕組み
比例で立憲民主党に票を入れた人からしてもおかしな話ではないでしょうか。除籍したのは党だとしても今回問題を起こしたのはあくまで個人の責任。
比例の立憲民主党の議席が減ってしまうのはいかがなものかと思います。
本来であれば、空いた議席を再度選挙などで国民に決めてもらうのが筋ではないでしょうか。
選挙に落ちた人が復活して当選するというなんとも不思議な比例選挙制度自体を見直すべきという声も多々ありますが、このような事態が起きた際に議席をどうすべきかはなんの規定もなく、結局最後は議員本人の判断にゆだねられます。
本人が本当に責任感があり、自分がどのように選ばれ、国民のために。。などと本当に考えられる真面目な議員さんは辞職という道を自らの意思で選ばれることもあるかもしれません。
ただ、今回の高井たかし議員の言動を見ればそのような判断は下さないのではないかと思います。
今の状態では、選挙で選ばれた候補者でもなく、選ばれた政党所属の候補者でもないという状態で、国民に選ばれた代表としての国会議員に値するのかはかなりハテナがつくのではないでしょうか。
こういった事案が発生しても国会議員に関する仕組みはなにも変わりません。
こういった議員が今後出たとしても、今回と同じようにワイドショーのネタ程度にしかならないのでしょう。
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